兄弟での勝ち負け
最近、5才の長男と3才の妹がトランプで神経衰弱ゲームをして遊んでいます。記憶力の良い妹がいつも勝ち、負けてしまう兄は「もう一度やろう」と泣きながら頑張ります。私は「お兄ちゃんに勝つなんてすごいね~」と妹を誉めてしまいましたが兄への励まし方がわかりません。
お母さんは年齢差のあるお兄ちゃんに勝った妹さんのことを思わず誉めてしまったのでしょうね。
しかし、お兄ちゃんの反応を見て自分の対応に配慮が無さすぎたと気づいたようですね。
それはとても大事な気づきです。
子どもたちは勝負事に対する親の反応に対してとても敏感です。
その事を意識して関わらなければなりません。
兄弟、姉妹の遊びの中では「兄に勝った」「妹に負けた」は当然あり得ることです。それを単純に「勝った」「負けた」だけの評価にならないよう注意しなければなりません。
親の方には兄弟を比較する気持ちなど全く無くても言い方次第では誤解を招きます。
比較されたと感じさせないためにはお互いの良さを各々に誉めてあげることです。
この場合ならお兄ちゃんに対しては、泣くほど悔しいにもかかわらず再度挑戦しようとする「諦めない気持ち」を。
妹さんには、カードをしっかり見て覚えようとする「集中する気持ち」をお母さんの言葉でわかりやすく誉めてあげることです。
そうすればお兄ちゃんのいい所、妹のいい所をお互いがゲームを通して知ることになります。
お母さんに誉めて貰えたことでお兄ちゃんは泣くことなく、妹は鼻高々にならずに、ゲーム本来の面白さを楽しんで欲しいですね