パパの子育てpart1

5才の娘と4才の息子がジュースの入ったコップを持ちながら椅子の取り合いをしています。姉が座っている椅子に弟は無理矢理座ろうとしますが姉も譲らず弟の腕をつねってしまいます。
弟はじっと考え込んだ末、持っていたジュースをパシャ!と床に撒き散らします。
こんな状況を見ていたパパは即、息子に言いました。「なんでジュースを撒き散らしたの?」
弟は姉のせいで撒き散らしたのだと言い張ります。パパは、続けて「こぼしちゃったのは、そうだけど、その後、撒き散らしたのは違う理由があるんじゃないの?」
しかし、息子は「わかんな-い!わかんな-い!」と言い張るばかり。受け入れたくない息子の状況を見てパパは「わかったら教えて」とだけ言ってお終いにします。そして床にこぼしたジュースの後始末に取りかかります。
一週間後、パパは息子にわかったかどうかを確認しますが息子は相変わらず「わかんない」と返事。
パパは
「お姉ちゃんにつねられてジュースをこぼしちゃって、イライラした気持ちを押さえきれなくて、撒き散らしちゃったんじゃないの?」と聞くと、息子は首を縦に振りました。パパは続けて
「じゃあ、そういうときはどうすればいいかわかる?」と聞きますが息子は「わかんない」と返事をします。
パパは「そういうときはまず、ムキー!となった心をギュゥ~ッと押さえる。そして言いたいことは言葉で伝える。一緒に座らせて、と。そうでないとお姉ちゃんはわかんないよ。」「わかった?」と教えますが、息子はやはり「わかんない」と返事をします。
二週間後、パパは息子とお風呂に入った後、再び「この間、パパが言った事、わかったかな」と確認します。すると息子は小さくうなづきながら「わかった」と返事。

その後、同じ事は1度も繰り返されていないそうです。

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