母子密着について

母親は命をかけて子どもを出産するため、その命を守ろうとするのはとても自然なことです。
命を守るために自然と、母親と子どもの距離は近くなりますよね。例えば、自分の膝に乗せて子どもと同じ花を見て「きれいだねぇ」と共感し合い愛着の時を過ごします。

そのうち、子どもは母親の手足を我が物のように使いはじめます。例えば、水が欲しいと指さして母親を動かします。しかし1歳半~2歳頃になると少しずつ母から離れる練習をはじめます。母親のそばからちょっと離れてみては戻り、母がいることを確認して、また離れ、戻りを繰り返しながら子どもは「離れても大丈夫」という基本的な人に対する安心感や信頼感を学んでいきます。ここで得た安心感や信頼感は、その後の他者との関わり方のベースとなります。

つまり、「子どもが母親を欲している時期にそばに母親がいる」ということが、その後の子どもの成長のためにとても大切ということですね。

ここで、安心感、信頼感を得た子どもは、段階(保育園、幼稚園、小学校など)を経て自立へ向かいます。

この段階で、自立心を妨げるように親の都合で甘やかしたり、守ったりしていると健全な自尊心は育たなくなってしまいます。そのため、子どもが自立に向かって成長していく時には子どもの甘えを切り離すことも母親の役目といえます。

子どもをよく見て、子どもの段階に応じて、関わり方も変えていくように心がけるようにしましょう。


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