寄り添う
下の子の授乳中に4歳になるお姉ちゃんが「オシッコができない!」と言ってきます。保育園では出来ているのに不思議です。
この子はとても素直で、わかりやすいメッセージを
出しています。いつもはできていて、外でも一人で
出来る事を、敢えて、授乳中のお母さんに訴えると
いうことは単純に「私の方を見て!私にも手をかけ
て欲しい!」という気持ちからの行動でしょう。
それがわかっていても動けないお母さんはどうする
ことも出来ず、こんな言葉をかけてしまいがちです。
「いつもは自分で出来るでしょ。
頑張ってやってごらん。できるよ!」
そうすると、子どもはますます
「出来ない、できない!ママ来て」
の連呼になってしまうはずです。
ここでお母さんは、落ち着いて考えてみましょう。
我が子は自分でトイレにも行けるし、用も足せるので
自分で出来るのです。何か後押しをしてくれるものが
あれば動けるのです。それはお母さんが私に寄り添っ
てくれているという安心感です。
お母さんは、授乳中の赤ちゃんと同時には手をかけら
れませんが、目と心を使うことはできます。
例えば、
「お母さんは〇〇ちゃんをちゃ~んと見ててあげるか
ら行っておいで」
「さぁドア開けて」
「開けられたね~」
「廊下は行けるかな?」
「あっ、大丈夫そうだね」
「電気つけられたかな?」
「凄いね~、お母さん見てたよ」
「お母さんは〇〇ちゃんがいつも出来ていること
知ってるよ」
「頑張ったね~」
などなど。
お母さんが目で追いながら励ましてほしいのです。
お母さんは動けなくても私に関心を持って見てて
くれる、わかってくれていると感じることが重要
なのです。
手をかけられない時こそ、いつも以上に子どもの
気持ちに寄り添ってほしいのです。
「寄り添う」ということは子どもの行動を良く見てい
て、その都度適切な言葉を添えてあげることです。
子どもはいつもお母さんの優しい眼差しを待っていますよ。