親の後ろから離れない子

プレ幼稚園の体験で親から離れて遊ぶ時間がありました。我が子は私の後ろに隠れて離れません。どうしたら良かったのでしょうか?

 

お母さんの元をすんなり離れ、先生や他のお子さんと楽しく遊ぶわが子を見て安心したかったようですね。

しかし、現実はその逆で、お母さんから離れず隠れてしまったものだからちょっと心配になったようです。

子どもは今、いろいろな経験を通してお母さんから離れて安心できる距離を探している最中です。子どもなりの安心感がないまま、親の思いだけで無理矢理強制的に押し出すと精神的には不安定になり、ますます人の中に入れなくなります。

では、どうしたらよかったのでしょうか。

こんな時は、まず子どもの視点で、親との距離感を確認してみてください。「かくれんぼ」なんかの遊びをしながら我が子の安心できる距離を知るのも良い方法です。

「もういいかい?」「ま~だだよ」と、お母さんの声を聞きながら自分で離れていく距離を決めていきます。小さな子は、お母さんの近くに隠れるでしょう。もう少し大きな子はお母さんから少し離れて隠れるでしょう。このように、子どもの成長によって離れる距離が変わってきます。

この距離は、親に対する「安心感」に関係しています。安心感が高いほど遠くに離れても不安にならないということです。子どもは、親に対する安心感の中で少しずつ距離を伸ばしながら「離れても大丈夫」という自信が持てるのです。

親のそばから離れない子は、この安心感が、「親から離れない距離」ということですので、ゆっくり慌てず子どもの行動に興味を持って見守っていてください。

自信が持てたらすんなり離れていきますよ。


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