子どもの 「できないコール」
一人で何でも出来るようになった子が最近「ママ-出来ない!出来ない!」と私を呼び訴えます。どこまで対応したら良いのか。
お母さんにゆとりがある時はこんなことを言われても優しい対応ができることでしょう。しかし、このようなことはお母さんが忙しい状況の時にこそ起こるものです。それは、忙しさで、お母さんの注意が子どもから、反れている事と関係しています。
いつもは自分で出来ることなのに「出来ない!」を子どもが連発する目的はお母さんの気持ちを自分のほうに引き付けたい時です。「私の方を見て!見て!」と訴えているということなんです。
ある夜の一場面を想像してみてください。「パンツがはけな~い」とか「パジャマが見つからな~い」「歯磨き出来な~い」等々。いろいろ経験あるでしょう。
このような時は「出来ないコール」の言葉に惑わされず、今やりたくない、今わたしを見て欲しい、という子どもの気持ちだけを受け止めてください。
いつもは出来ていることだからお母さんも余裕を持ってそばに寄り「どこが出来ないのかな?」と安心感を与え、「ここまでは上手に出来たのね~」と自分でやれたことを誉め、それから「お母さんに手伝ってほしいことは何かな?」と一部分の手助けを提案してみます。
案外、お母さんが側にいるだけで子どもは一人でするかもしれませんし、ほんの少しの要求だけで終わるかもしれません。
まだまだ未熟な子どものスキルアップには「あなたは出来ているよ~。頑張っているよ~」というお母さんのプラスのメッセージが不可欠なのです。
絶えず信頼の気持ちを寄せながら根気強く教えていってください。何事にも前向きに取り組めるようになりますよ。