『わからない』

最近、4才の息子が私の問いかけに「わからない」と答えてくることが増えてきて困っています。本当はわかっているはずなのに!?

お母さんは4才の息子さんが「わからない」と答えることが心配なんでしょうか。それとも将来面倒くさい事が起きたら何も考えず簡単に「わからない」と答えそうで不安なのでしょうか。

4才の息子さんが「わからない」と答える時には二つの事が考えられます。
一つは、本当にわからない時です。この場合はお母さんが「何でわからないの!」と問い詰めても仕方ありません。寛容な気持ちで「そう、わからないの」と素直に認めてあげましょう。

もう一つは、わかっているけどどのように説明したら良いのか「わからない」。上手く言葉で表現できない時です。この場合はお母さんの助けが必要です。

例えば、「保育園のこと?」「お友だちのこと?」「給食のこと?」「~のこと?」と具体的なヒントを出しながら子どもの考えにぴったりした言葉を探り出してあげることです。そして子どもが話す断片的な一言を丁寧に繋ぎ合わせ、「わからない」世界を想像してみることです。

思春期の少年が「わからない!」と言い放って いるのとはまるで違うはずです。

語彙の数も少しずつ増えてきて話せることの嬉しさや楽しさ、伝えることの難しさ等、言葉を使うごとに冒険や発見を繰り返している4才の世界です。お母さんに言ってみて、使ってみて、反応をみて、学んでいます。

「わからない」世界に興味を持って心砕いて言葉探しをしてあげる大切な時期です。

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