母子密着について2

母子密着について少し視点を変えてみたいと思います。

母子密着の意味は下記のブログで書いたとおりですが、

母子密着について

子どもが自立へと向かう過程で、親が必要以上に密着していた場合の弊害として、身近でわかりやすいのは不登校でしょう。

上記ブログの繰り返しになりますが、
子どもが母親を100%必要としている時期に人に対する基本的な安心感や信頼感が育ちます。その安心と信頼がじゅうぶんに満たされている中で、子どもは同時に自立へ向けて離れる練習をしていきます。

このときに、子どもの自立心を無視して、保護ばかりしていると、その状態が当たり前になり、そこから抜け出すことができなくなってしまいます。

例えば、学校に行くようになった時、子どもは親から離れることは不安で仕方ありません。家でお母さんに守ってもらっている方が安心です。お母さんも守ってあげることだけが母親の役目だと思っていると、ついつい過度に保護する関わりだけをしてしまい、安心して子どもを離すことが出来ません。

その結果、子どもはいつまでも幼児のままで、なにもできないものと思い込むようになりがちです。親の意識の中で、「子どもは、なにもできないのに、周囲の環境だけが広がっていく」と考えることで、不安と心配でいっぱいになります。

そうすると子どもの甘えを受け入れて安易に学校を休ませるという不適切な保護をしてしまうことになります。

それが不登校の一因になってしまうのです。

ある時期からは子どもを信じて、子どもの自立を見守ること、子どもが傷つく時は、丁寧に話を聞き、サポートすることが大事です。

親が思うよりも子どもは、様々なことを学んでいるものですよ。


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