子どもの友達
子どもの年齢に関わらずお母さんは子どもの友達が気になります。
幼少時代は友達がいない事を心配し、思春期は少人数での親しい関係が気になりだします。
子どもにはいつでも良い人間関係を築いて欲しいと願うからでしょう。
その思いが強すぎる余り子どもの友達関係に余計な口出しをしてしまいます。
例えば、「あの子は乱暴」、「いつも指示してくる」、「わがままだ」等々、勝手に子どもの友達を評価します。
しかし、 子ども達はそれも含めてお互いを必要な存在として認めているのです。
将来、この関係がどのように変化していくかはまだわかりません。
お母さんはアレコレ、口を出す前に友達とのいざこざ話を丁寧に聞いてあげることです。
特に思春期の女の子の友達関係は悩ましいものです。
各々が一人ぼっちでいることをとても不安に思う時期なので、とりあえず一緒にいる人を求めます。
そんな関係の中で楽しいこと、嫌なこと、悩み、傷つき、様々な思いをして友達を探し続けます。
この時期、お母さんは不安な思いをしながら頑張っている子どもの心を支えなければなりません。
「一人ぼっちが寂しいと思っているのはあなただけではないよ。みんなも同じように寂しい思いを持っているんだよ。」と自分だけ特別なわけではないことに気づかせてあげなければなりません。
それと同時に、寂しくても不安でも一人で頑張る強さも大切な事と伝える必要があります。
不安になる心を支えて貰うことで少しずつ一人でもいられる覚悟が芽生えてきます。
そうすると案外これまでとは違った友達との関係が見えてくるはずです。
子どもの友達を吟味するより子どもの心を支える事の方が親の役目です。