期待
春は入園、入学、進級、進学、社会へと、各々が新しい環境に向う節目の季節です。
それに伴い、親もまた子どもに大きな期待をかけます。
例えば、「学校生活を楽しんで欲しい」と大雑把な言い方で期待をかけたとします。
それを聞いた子どもは毎日楽しく友達と遊んで帰って来ます。
すると堪り兼ねた親は「宿題は?」「勉強は?」と、期待した事とは真逆なことを言い出します。
これでは子どもも戸惑うし、親の真意もわかりません。
親の気持ちとしては「しっかり勉強して欲しい」「得意な事を見つけて欲しい」「友達は何人ぐらい」と、より具体的な事を期待しているのでしょう。
しかし、子どもは言葉どおりを受け取ってしまいます。
親は曖昧な言葉を使う前に、「何を期待するのか」を明確にしなければなりません。
子ども達は新しい環境の中で頑張ること、協力する大切さや責任など、様々な事を経験し成長します。
その原動力の一つが親の期待です。
正く伝えることで大いなる心の成長を期待しましょう。