教えるタイミング
3才の娘は夜遅く寝るため朝泣きながら起きてきます。つい「夜遅く寝るからでしょ!」と怒ってしまい朝の支度が難しくなってしまいます。娘に「夜早く寝たら朝気持ち良く起きれる」ことをどのように教えたらいいのでしょうか。
「夜遅く寝たら朝が辛い」という大人の理屈をその場で子どもに理解させるのは難しいことです。
なぜなら、それは大人も数多く経験して言える事だからです。
お母さんの教えたい気持ちはよくわかりますが、教えるのは朝の忙しい時間帯ではありません。
その気持ちは一旦置いておき、とりあえず保育園に行かせる事を優先させましょう。
泣きながら起きてきた娘さんを膝に抱きかかえ「眠いね~、もっと眠ていたいね~。でも保育園に行く時間だよ。どうする?」と寝ていたい気持ちを優しく受け止めながらも保育園に行くように促します。
お母さんが「行きなさい」と決めつけることなく娘さんの自主性に委ねてみます。
「寝ていたい」と言ったとしたら「そうか~、お母さんは相手出来ないけどね~。一人で寝てる?」と現実の状況を丁寧に時間をかけて話します。
毎日、保育園に行くことがわかっている娘さんは自分なりに納得して決断をします。
嫌々でもその日は保育園に行きます。
お母さんの教えたい事を伝えるのはその日の「夜」寝る時です。
「もう寝る時間だよ。今日の朝は眠くて大変だったね~。だから今日は早く寝るよ」と朝の出来事を思い出させ、早く寝るように誘います。
子どもはまだ記憶にある事なのでその気になります。
その気になったら「あっ!偉いね~。明日はきっと気持ち良く起きれるよ」と明日の朝の予想が出来ない子どもに一つだけ良いイメージを持たせて寝かせます。
「その気」になって寝た娘さんはきっと明日の朝、気持ち良く起きれることでしょう。
教えるタイミングは大事です。