言葉を教える
愛しい我が子を出産し、母として初めて我が子と対面した瞬間、誰もが「はじめまして」とか「こんにちは」等、幸せいっぱいの気持ちを伝えたことでしょう。
その優しいお母さんの言葉かけが子どもにとっては気持ちの良いコミュニケーションのはじまりです。
その日からお母さんは「おはよう」「おやすみ」「いただきます」「ごちそうさま」と、数限りなくたくさんの言葉を教えていきます。
例えば、毎朝お母さんは子どもに「おはよう」と声かけします。これは「お母さんは元気ですよ、あなたはどうかな?」と自分の気持ちを伝え同時に相手の事も確認する問いかけです。
それに対して子どもも「大丈夫、私も元気」という思いを込めて気持ちよく「おはよう」と返してくれたならお母さんは「あー、良かった」と安心して一日が笑顔ではじめられます。このように毎日、習慣的に使っている「あいさつ」は短い言葉で瞬時に関係性を作ってしまうとても便利で重要な言葉なのです。
お母さんの優しい前向きな言葉かけは子どもに安心感を与え、人を思いやる優しい心をそだてます。気持ちのよいポジティブな言葉を子どもが毎日、シャワーのように浴びていたら子どもも気持ちのよい言葉をいっぱい使えるようになります。
最初は短い「あいさつ」からはじめてみてください。そして少しずつ前向きな言葉(嬉しい、楽しい、素敵、優しい、すご~いetc.) を探して声かけしてください。
優しいお母さんだけでなく頼もしいお父さんからの声かけも効果的ですよ。