意見の尊重
子どもの意見を尊重するって親の意見を言わないってことですか?
それは極端な話ですね。
意見が異なるのは当たり前でどちらの意見も尊いものです。
親が意見を言わない事と子どもの意見を尊重する事とは異なった話です。
どちらか一方に決めなければならない時には二者択一の極端な選択ではなく、お互いの意見を尊重して納得のいく妥協点を探す努力をすることが大切です。
それには先ず、子どもの話を充分聞いてあげることから始めます。
話の途中で言葉を挟んだり、重ねたり、説教をしたり、否定したりしないで「ふ~ん」「へ~?」「そう」「わかった」と相づちを打ちながら最後まで丁寧に聞くことです。
充分聞いた後、親が納得出来ない時、もっと多くの情報を教えてあげたい時、賛成出来ない時は親の考えをしっかり吟味して伝えることです。
親が意見を言えない訳ではありません。
しかし、親が意見を言った後には必ず聞かなければならないことがあります。
それは「それで貴方はどうするの」と改めて子どもの意思を確認することです。
自分の話を充分聞いてもらった子どもは親の意見も素直に聞こうという気持ちになります。
このようにお互いの考えを尊重し合えるような話し合いが重ねられれば自然と納得のいく結論を導き出すことが出来るでしょう。