息子と話し合う
中1の息子から授業参観に来るなら「お母さんの髪の色を黒に染めて欲しい」と言われ驚きました。
私は髪の色を変える気はありません。子どもとどのように話し合ったら良いのでしょうか。
周りからどのように見られるかが気になる思春期の息子さんです。その気持ちを理解した上で話し合うことです。
先ず、息子さんに「髪の色が気になる理由」そして、「お母さんの髪の色が駄目な理由」を丁寧に聞いてみましょう。
一通り息子さんの考えを聞いたところで「そうか~、わかったよ」と息子さんの思いを理解し受け止めます。
それは息子さんの気持ちを理解しただけで要求を聞き入れることではありません。
とりあえず、自分の考えをわかってもらえたことで息子さんは落ち着きます。
そこからお母さんの話も聞けるようになります。
今度はお母さんが学校に着ていきたい服や好みの髪色を息子さんに理解して貰う番です。
例えば、「お母さんはこの色が似合うと思うけど貴方はどう思う?」
「学校以外の場所ならいいのかな?」
「お洒落と派手の違いは何?」
「髪染めている人はみんな派手なの?」
「〇〇先生の髪色はどう思う?」等と考える切っ掛けを数多く与えます。
思春期は自分の考えとそれ以外の多様な価値観を擦り合わせながら成長していく時期です。
息子さんが妥協できる点を探せるまで一方的な押し付けにならず様々な事を一緒に考え話し合ってみることです。
必ずお互いの妥協点が見つかります。