修正
子どもは小学校高学年です。今、子育てを最初からやり直したい気持ちでいっぱいです。これまで良かれと思ってやってきた事が全て私の押しつけだと気づきました。何から修正したら良いか途方にくれてます。
子どもが思春期に入ると、朝夕の挨拶も無愛想になり、言葉をかけても無視か反発、心配する気持ちはうるさがられ、結果、会話はなくなり子どもが何を考えているのか分からなくなり、親は悩みます。
一方、子どもは親の価値観以外の周りに目が向き始めます。そして、少しづつ自分の価値観を形づくろうとします。
それは子どもが成長している証で喜ばしいことです。
そんな子どもに対してこれまで通りに親の意見を押しつけたり、指示、注意ばかりの会話をしていては子どもの成長を否定することになります。
ここは親の意識を大きく修正する大事な分かれ道です。
これまでの親の役割は子どもを危険から守り保護することでした。
ここから先は子ども自身が自分で考え、物事を前に進めていけるように関わることです。
それには子どもが今、「何を考え」「何をしようとするのか」に興味を持って、絶えず話し合いの場を持つことです。
子どもはまだ確固たる信念を持って話をするわけではありません。だからこそ最初は黙って聞くことが大事です。
その後で親に意見や感想があるのなら、それを伝えて話し合う姿勢を示すことです。
子どもは親に聞いてもらうことで「自分は大切にされている」と実感します。
この気持ちは親子の信頼に繫がります。

