大人の決めつけ
2才の長男を保育園に通わせています。いつも友達にオモチャを取り上げられたり、叩かれたりしています。いじめられているかと心配です。
はじめて通わせた保育園でそんな場面を見たら、ただただ驚き、悔しい思いをし、心配になったことと思います。しかし、少し落ち着いて保育園の2才児クラスを想像してみましょう。
まず2才児は言葉をうまく使えません。周りに気を配れません。相手の気持ちがわかりません。このようにまだ充分意志疎通の出来ない子どもたちが同じスペースで1日を過ごすわけです。当然、押したり押されたり、叩いたり叩かれたり、取ったり取られたりと、もめ事は起こります。それは単純に皆が好きなように過ごすからです。決して悪意に満ちて関わっているわけではありません。むしろ逆で、相手のしていることに興味を持って「あれ楽しそう」「使ってみたい」と近づいて行くのだと思います。しかし、なかなかそれを上手く表現出来ず、大人からすると乱暴そうな関わりに見えてしまうのでしょう。
そんな場面を見たら正しい関わり方を教えるチャンスです。遊びたい時には「遊ぼう」と声をかけること、嫌なことをされた時には「やめて」「たたかないで」と言えるように教えます。そして少しずつ練習をしていくと、だんだん自分の気持ちをしっかり相手に伝えられるように成長していきます。
大人の断定的な見方は事実を見誤り、子どもたちの関係を歪めてしまう可能性があります。大人の素直な目が子どもの素直な心を育てます。
決めつけで思い出すのは、上の子が小さい時公園で他の子が遊んでいるオモチャをジーっと見ていた時の事です。
私は引っ込み思案なので、そのオモチャで遊びたいのに貸してと言えないんだろうなと思いました。でもそれは私の思い込みでただ観察していただけかもと言われ、はっとしました。
その後、上の子は人をよく観ている子だと気付き、今ではリーダーをするようにもなり、私の勝手な思い込みで引っ込み思案と決めつけなくて良かったなと感じています。
お子さんとの懐かしい思い出を読ませて頂きありがとうございました。その時の情景を私なりに想像していたら、お子さんに聞いて見たくなりました。「あの時、何見てたの?」と。覚えているかな・・
今ではリーダーシップを発揮するお子さんに成長されたとのこと、これからも楽しみですね。
子供に聞いてみましたが、そんなに昔の事覚えてないよー、なんでその時に聞かなかったの?と言われました。私が貸してと言えないんだろうと決めつけて聞かなかった為、真実は永遠の謎になってしまいました。
これからは決めつけないで、子供の気持ちをきちんと聞くようにしようと思います。
いい会話が出来て良かったですね!