皮肉
皮肉混じりの会話は誰でも気持ちの良いものではありませんが、それとは気付かず日常的に皮肉を言っているものです。
例えば、
「一人で洋服が着れたの偉いね-。グズグズしなければ着られるのに!」
「今日は宿題早く終わってすご-い。いつもそうすればいいのに!」とか「お風呂掃除してくれてありがとう。毎日してくれたらいいのに!」と、誉めているようで誉めてない言い方を結構しています。これは誉めてあげたい気持ちに、日頃気になっている不満な気持ちを付け加えてしまうので、嫌な感じだけが残ってしまいます。これではせっかく誉めても台無しです。逆に遠回しに非難されてしまうので「頑張ろう」という気持ちが失せてしまいます。
皮肉を言わないためには、「もっと出来るはず!」というお母さんの思いは一端、心の中に留め置いて、今、子どもが努力している事、苦労して頑張っているありのままの姿を認めてあげることが大切です。
それだけで十分誉め言葉になります。
素直に気持ちを伝えることはなかなか難しいことですが、日々心がけることによって自然と伝えられるようになりますよ。