『母性と父性』のバランス

女性は自分の生んだ子どもを守り育てようとする母親としての母性、と父親として持つ性質の父性を上手く織り交ぜながら子どもを育てています。

子どもは昼夜を問わず、その愛情豊かな母性に守られすくすく育っていきます。やがて成長し、自分の意志で行動するようになるとこれまでの優しい母性だけでは手に負えなくなります。そこで、社会の秩序や規律、善悪の判断や物事の良し悪し、決断する厳しさなど、父性を働かせなければなりません。

例えば、子どもが友達と楽しく遊んでいても帰らなければならない時、
「〇〇ちゃん、楽しそうだね~。もっと遊んでいたいよね」と、優しい母性で子どもの気持ちを受け止めます。しかし、それだけでは帰りません。次に毅然とした父性を発揮し「残念だけどそろそろ帰る時間だよ。準備しようね」と気持ちを切り替えられるよう促します。
このように日頃、「母性と父性」をバランス良く使っています。

しかし、このバランスを意識せず、失ってしまうと、お母さんもお父さんも「時間だから帰るよー、早くしなさい!」と厳しく怒る父性だけのお母さん。と、厳しくけじめをつけることがてきず「まったくしょうがないなぁ」と子どもの言うなりに要求を受け入れる母性だけのお父さんになりかねません。

絶えず自分の中でのバランスを意識することが大切です。

さて、あなたは普段「母性」「父性」どちらの部分を多く使っていますか?
ちょっと意識してみるのも面白いですよ。

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