見極め

子どもが通う保育園で踊りの一斉練習を参観する機会がありました。その時、うちの子は踊りの輪を抜け出し、先生のところに駆け寄り、何か手伝っている様子でした。
私は家に帰り、先生のお手伝いをしていた事を誉めていいのか、踊りの輪から抜け出した事を注意したら良いのか迷ってしまいました。

子どもの様子を見てお母さんがいろいろと感じた事はわかります。しかし、子どもが何を考え、何を思って、行動したのか本当の事はわかりません。

意味の無い注意をしたり、安易に誉める前に子どもからその時の気持ちをじっくり聞いてみることが先決です。

率直に「あの時、先生から何か手伝って欲しいと頼まれたの?」と尋ねてみます。

この状況で先生が子どもに手伝いをお願いするとは思えません。

先生がお願いしていないにもかかわらず勝手に踊りの輪を抜け出したとしたらいろいろな事が考えられます。

例えば、一斉練習の意味がわかっていなかったのか?

先生のやっていることに興味を持ったのか?

踊りが楽しくなかったのか?

あるいは思いがけない事が起きたのか?

それらをゆっくり聞いていけば客観的に子どもの行動や考えを判断することができます。

保育園生活の中で子どもは先生の話を全て理解して行動しているとは思えません。衝動的に面白いと思って動いてしまうこともあるでしょう。

そうであれば、もう一度一斉練習の場でやるべき事を丁寧に教えてあげなければなりません。
そして、お母さんの話を聞いてやるべき事がわかったならば、そのことは誉められます。

危険な事でない限り、子どもの行動に一喜一憂することなく、しっかり話を聞いて、子どもにとって何が必要なのかを見極めることが大事です。

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