ご飯のちから

お母さんのご飯は子ども達の健康な身体と健全な心を育てます。

また、気持ちのすれ違いから起きる親子や夫婦の関係悪化さえも修復してくれる魔法の「ちから」があることに気づかされます。

例えば、その1
思春期の娘さん。
友達との旅行をお母さんに反対され、それが切っ掛けで全て反抗的になってしまいました。

話はしない、乱暴な態度、食事の後片付けはしない等、お母さんにとっては身勝手で腹立たしい事ばかり。

「こんなに反抗されるならご飯なんか作りたくない!」とお母さんは怒りました。

しかし、その気持ちをグッと堪え、いつも通りご飯を作り続けて貰いました。

今、社会人となった娘さんはあの頃を振り返り「あの時、ご飯を作ってくれたお母さんに感謝している」と伝えてくれています。

辛い時期を過ごしたお母さんと娘さん。「ご飯のちから」は長年断絶状態だった二人の関係を元に戻した嬉しい話です。

その2
小学生の息子さん。

お母さんは身体の事を考え毎朝、ご飯と味噌汁を食べさせようと声をかけました。
しかし、息子はギリギリに起きてきて「時間がない!」と食卓を横目に見て出かけて行く毎日。

お母さんは無駄だと思い、作ることを諦めようとしましたが「必ずお母さんの努力は報われるから」と励まし、味噌汁を作り続けてもらいました。

一ヶ月後、息子さんはしっかり味噌汁を飲んで出かけるようになりました。

諦めずに頑張ったお母さんは生活習慣が身に付いた息子を毎朝、笑顔で見送るような気持ちの良い話です。

その3
口数が減り、元気がない夫。

そんな時、いろいろ口うるさく詮索するよりも毎日お弁当を作ってあげることを勧めました。

毎朝、夫のお弁当を作ってテーブルに置くだけ。暫くは何の変化もなかったのですがある日、空になった弁当箱を差し出した夫は「ありがとう」と一言。

語らずとも二人の心が通じあった夫婦のいい話です。

忙しい時、疲れている時、面倒くさいと思う時、メニューが思い浮かばない時、苦手でも作り続けているお母さん!

あなたが作るご飯には人の心を動かす魔法のような「ちから」があるようです。

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