兄弟喧嘩
毎日、些細な事で兄弟ケンカがはじまります。決まって弟のほうが泣いて私に訴えてきます。つい兄の方を注意してしまいますが迷っています。
本当に仲の良い兄弟なのですね。ケンカは親しい関係の中で起きる自己主張の戦いです。お母さんにとっても子どもの考えを知る良い機会でもあります。
だからこそお互いの言い分を対等に主張出来る環境を整えて欲しいのです。お母さんはどちらが正しいかを判断する裁判官になってはいけません。
お互いの言い分がスムーズに流れるよう交通整理に徹して欲しいのです。
例えば「弟はこう言っているよ、どうなの?」「お兄ちゃんはこう言っているよ、どうなの?」と。行ったり来たりの会話を延々していると、どちらかが「もういいよ」と主張することを止めます。
交通整理役のお母さんは「もういいの」と両方に確認します。「うん」と言ってお互い納得したらおしまいです。子どもは自分の過ちを認め反省したなら自然に「ごめんなさい」が言えますよ。
「謝ったら許してもらえる」という安心感を経験している子どもは素直に謝れるものですよ。
しかし、子どもの謝り方は「ごめん」だけではありません。さっきまで言い合いをしていたのに急に優しくなったり、大事なおやつを分けてくれたり、オモチャを貸してくれたり、頭をなでなでしたり、いろいろな形で謝りの気持ちを表しています。
さてさて、我が子はどんな仲直りをするのかな?微笑ましく見守ってくださいね。