叩いちゃったー
5才になる息子が一人で遊んでいると3才の娘が近寄っていきます。そうすると息子が妹を叩くようになりました。どうして叩くのかわかりません。
保育園や幼稚園に通っている子どもたちは遊ぶ時間が限定されていたり、友達に邪魔されたりで案外、自分の思うようには遊べていないものです。
当然、家では好きなように遊びたいのです。そこへ妹さんは近寄って来るのです。
もちろん、兄弟姉妹で遊ぶことは楽しい事です。同じように一人で自由に思う存分遊ぶことも貴重なのです。
お兄ちゃんだから「叩くのは悪い!」と決めつける前に叩くきっかけになった事を考えてみましょう。
先ず、遊び方のルールは守られていますか。
①遊んでいる所に入りたい時は「入れて!」とか「一緒に遊ぼう」と相手にお願いをする。
②相手が遊んでいる物を勝手に取ったり、使ったりしない。
③使いたい時は「貸して欲しい」と相手にお願いをする。
④相手から「いいよ」と快い返事がもらえたら手を出す。
お兄さんが遊んでいる所に近寄って来た妹さんは遊び方のルールをしっかり守れていますか。
お兄さんは妹さんが自分のオモチャを勝手に触ったり、乱暴に扱ったりするのではないかと警戒し、先に防御したのでしょう。
しかし、叩いて良いわけはありません。叩く前に出来ることはあったはずです。
大きな声で「触らないで!」と妹さんに声をかけることです。
叩くきっかけが妹さんの言葉足らずであれば遊びのルールを改めて丁寧に教えることです。
お互い、コミュニケーションが不十分な状態で起きていることです。言葉で伝えられるよう焦らずゆっくり時間をかけて練習することが必要です。