ゆとり
あるお母さんが深刻な顔で
「家に帰リたくない」と言い出した時、私は「何事?」と驚きながら詳しく話を聞きました。
すると
「兄妹喧嘩にイライラする」
「やらなければならない毎日の宿題を後まわしにする」
「不機嫌な態度にうんざりする」
「ゲームの制限時間を守らない」等など日常の些細な不平不満が次から次へと溢れ出してきました。
それは仕事に、家事に、子育てに、必死に頑張っているお母さんの悲鳴のようでした。
これはお母さん自身が疲れていて心にまったく余裕が無い状態です。
余裕が無いと子どもに求めることが厳しく、出来ない事ばかりに目が向いてしまいます。
そして、「今、出来ない事はこれから先も出来ない?」と焦ってしまいます。
今、出来なくても焦らなくて大丈夫です。お母さんが毎日、口うるさく言ってきた事は無駄ではありません。子どもの耳にはしっかり残っています。
出来ていない事は黙って見守り、今出来ている事に目を向けることです。
例えば、「お母さんは毎日、自分のやるべき仕事を精一杯頑張っています。」これは偉いことで、褒められることです。同じように「子どもも自分のやるべき事を精一杯やっています。」これも偉いことで、褒められることです。今、出来ている事を認めたらお母さんも子どもも「今日、1日頑張ったね」とお互いを褒め合えます。
褒め合うことで優しい気持ちになり「ゆとり」が生まれます。
夏休みは親も子も日常の緊張から解放され、ホッと緩む時です。お母さんも好きな事を思いっきりやって楽しんで下さい。
そうすれば自ずと心に「ゆとり」が生まれます。

