思春期の娘

娘(中3)がよく学校の話をします。その話を聞いていると「そんなにスパッと友達との関係を割り切っていいのか?」と思うことがあります。学ぶことが多いこの時期に諦めてばかりでは大人になった時に困るのではないかと心配になってきます。

お母さんは娘さんの話を聞いて勝手に将来を案じているようですが娘さんの「諦める」とか「割り切る」という考えにはそれなりの根拠があるのではないでしょうか。

これまでの小さな人間関係の中でいろいろな試みをして様々な関係性を学んできたはずです。その経験から無理のない友達関係を保つためのコツを自分なりに見出してきたのだと思います。

思春期の娘さんはこの微妙なバランスの中でどうにかこうにか学校生活を過ごしているのです。

決して安易に割り切っているとは思えません。

娘さんの話を聞いて、どうしてもお母さんが心配で一言言いたいのであれば「お母さんはこんなふうに思うけどあなたはそう決めたのね」と本人の意思を尊重する程度で留めおくことです。

不安定な思春期だからこそお母さんからの信頼が支えとなるのです。

娘さんが語る毎日の愚痴は学校で頑張っている証です。

将来の姿を心配するよりも今、頑張っている娘さんをしっかり認めてあげることです。

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