人見知り
人見知りって聞くと何かマイナスのイメージにとらえがちではありませんか。
よく考えてみてください。
お母さんと、お母さん”以外”の人を区別できるという
ことはとても大切なことです。
子どもにとって、
100%安心できる人はお母さん。
100%安心できる場所は家です。
その次に安心できるのは誰かな?どこかな?と、子ど
もは慎重に観察して「やっぱりここがいい」と判断す
るのです。そして離れないのであればそれは当然のこ
とです。決して外の世界に興味が無いわけではありま
せん。自分なりに人との距離感を計っているのです。
そんな状況の時には無理やり押し出すのではなく
「まだ自信がないのね」と考えてください。まだまだ
お母さんの手助けが必要だということです。
では、お母さんは何をしたら良いのでしょうか。
まず家の中で、お母さんから離れて子どもが自分で
出来ることをいっぱい増やしてあげてください。
自分で出来ることが多ければ多いほど
「ひとりでも大丈夫」という自信につながります。
次に言葉の問題です。
言葉が思うように使えなければ、とても不自由で不安
になってしまいます。子どもの動作に合わせてお母さ
んが教えていかなければなりません。
例えば、
「これが欲しいの?わかったよ。そういう時は、
ほ・し・い、って言ってね」というように、
ゆっくり教えてください。子どもは少しずつ真似てい
きます。お母さんに伝えられたら次はお父さん、おば
あちゃん、おじいちゃんと成功体験を増やしながら自
信を持っていくのです。
子どもの安心感は各々の経験値によって違います。
他の子どもと比較せず我が子の安心度を丁寧に増やす
努力をしてください。